顧客窓口に届く要望をクラウド管理するツール提供。食品業界中心に展開する。
──2001年に会社を設立し、まず03年にパッケージソフト「CRMotion」をリリースしました。
24歳でジーネクストを立ち上げた当初は発注元の企業に常駐し、システム開発を行っていた。あるとき、事務機器メーカーで顧客対応窓口に関わる仕事をして3つのことに気づいた。
1つ目は、顧客対応窓口の業務量が多いこと。電話対応で現場はとても忙しそうだった。2つ目は、すばらしい仕事をしているのに日の当たる業務とはいえないこと。3つ目は、窓口には顧客の生の声が集まっているということだ。これは本来なら宝の山だ。顧客対応専門のシステムがあれば人手不足を解消し、顧客の声を幅広いシーンで活用できる。そう直感し、顧客対応窓口で使えるパッケージソフトを開発した。
──19年にソフトを顧客対応DXプラットフォームの「Discoveriez(ディスカバリーズ)」にリニューアルしました。
CRMotionは顧客対応窓口向けの数少ないソフトの1つだったので、口コミなどで顧客を増やすことができた。オプションで顧客対応業務向けの音声サービスやデータベースサービスなどの機能も追加してきた。それらを統合してディスカバリーズとした。従来はユーザーの施設内に機器を設置するオンプレミス型だったが、世の中でクラウド型への転換が進むことは早くから読めていた。ディスカバリーズへの統合はその流れに乗るためでもあった。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら