激務とプレッシャーで疲弊する日々を過ごす。
高収入でハイスペック──。恵まれた生活を送っていると思われがちなコンサルタントだが、どうやらそうでもなさそうだ。その実態を聞いてみた。
基本的にコンサルは激務だ。プロジェクトの歯車となって作業に当たる若手社員は、日付が変わっても、作業していることがほとんどだという。
「昼間は会議が連続するので、会議のない夜に作業するしかない」(若手社員)からだ。
「土日も社内の連絡ツールにオンラインのマークが並ぶ。一度ログインしてしまったら、次々に質問が飛んでくる」(同)。まさに、息つく間もない生活だ。
近年は各社、働き方改革を進めており、残業時間は減少傾向にあるものの、「家に帰っても、資料を作ったり、下調べをしたりするので、実態は変わらない」(中堅社員)うえに、「クライアントへのプレゼンテーションを控えた週は絶対に眠れない」(同)のも変わっていないという。
さらに、近年の人手不足が激務に拍車をかけている。プロジェクトを管理する立場にあるベテラン社員は「とにかく人が足りていない。辞めていった人の補充がないからだ。結果、プロジェクトは遅延するし、1人当たりのタスクもどんどん増えていく」と嘆く。
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