──社員数が6年で3倍に増え、1万6000人を超えます。なぜ急激に増やしているのですか。
社長に就いた6年前にAIやIoTの活用、顧客接点のデジタル化などのデジタルトランスフォーメーション(DX)が注目され始めた。当時日本のIT市場でデジタルが占める割合は約1%。それが半分以上になると見越した。
既存のITではインドなどにおけるオフショア開発が主流だったが、デジタルの仕事はスピードが重要。そのため日本に仕組みづくりから設計、開発に至るまで、新たに30種類の職種が必要になった。DXの分野では売上高でも人材の豊富さでもトップに立ちたいと考え、増やしている。
最後まで責任を持つ
──戦略コンサルティング、システム開発、顧客体験の設計、アウトソーシングと、上流から下流まで手がけていますが、業界内では「広げすぎでは」との声もあります。
その人たちはクライアントが求めていることを理解していない。われわれの仕事は経営者の悩みを解決すること。戦略コンサルタントだけでも3000人を抱えるが、それだけでは経営者の悩みの半分にも応えられない。戦略以外の案件が山ほどあるからだ。
戦略コンサルに指摘されることは顧客もわかっている。ただ事業会社にはそれを実行できる人材が少ない。コンサルが描いた絵が80点でも、その成果が10点では意味がない。経営者が望むことを最後まで責任を持って実現できなければ、取引を続けてくれなくなる。
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