北朝鮮の対日姿勢が硬化している。異変は4月1日に始まった。北朝鮮政府が事実上運営するウェブサイト「ネナラ」(朝鮮語で“わが国”の意味)が、「侵略と略奪の戦時悪法」と題する、日本を激しく批判する論評を掲載した。〈20世紀初、朝鮮を軍事的に占領した日本帝国主義は侵略戦争に必要な人的、物的資源を動員するために数々の悪法をつくり上げた。その中には、1938年4月1日に公布した「国家総動員法」もある。/(中略)これに基づいて日帝は、840余万人の朝鮮人を炭鉱、鉱山、軍事施設工事場に強制的に引っ張って行き殺人的な労働を強い、農民たちが汗水流して栽培した農産物をことごとく収奪し、朝鮮の天然資源を手当たり次第に略奪した。そして、20万人の朝鮮の女性を日本軍の性奴隷として強制連行し、青壮年は侵略戦争の弾除けとして駆り出し無残に虐殺した。/殺人的、かつ略奪的な各種のファッショ悪法をつくり上げ、朝鮮人民に数え切れない人的および物的災難を被らせた日帝の罪悪は絶対に許されない。幾世紀もの間、血塗られた積年の恨みは百倍、千倍の復讐を呼んでいる。/日本は、過去自分らが犯した犯罪的罪科をはっきりと知り朝鮮民族に素直に謝罪し、徹底的に賠償しなければならない〉(4月1日付「ネナラ」日本語版)。
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