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「プーチンは殺人者」発言で急速に悪化する米ロ関係 米ロとのバランスをどう取るか。日本に難問が突きつけられた

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外交においては、個人的関係が決定的に重要な役割を演ずることがある。とくに首脳の発言は重要だ。

バイデン米大統領の発言で、米ロ関係が決定的に悪化してしまった。日本の報道では事態の深刻さがよくわからないので詳しく解説することにする。〈バイデン氏は(3月)17日放送の米ABCとのインタビューで、2020年に行われた米大統領選にロシアが介入を試みたとの見方を表明。それに関連し、ロシアのプーチン大統領は「代償を支払う」ことになると語った。米諜報機関は先に、ロシアが大統領選に介入を試み、バイデン氏の信用を落とそうとしていたとの報告書を発表していた。/番組で司会者から、プーチン氏は「殺人者」だと思うかと問われたバイデン氏は、少し考えた後で「そう思う」と答えた。/ロシア大統領府のペスコフ報道官は18日、記者団に対し、バイデン氏のコメントについて「歴史上類を見ない」と発言。バイデン氏にはロシアとの関係を改善する気が全くないのが明らかだとし、現在の両国関係を「極めて険悪」と形容した〉(3月19日付米CNN日本語版ウェブサイト)。

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