有料会員限定

尖閣問題に米中対立、日中関係は菅政権の急所に リスクシナリオ3|中国

印刷
A
A
中国は海警局による尖閣周辺での活動の常態化を進めている(海上保安庁/AFP/アフロ)

特集「「復興」と「後始末」の年に」の他の記事を読む

安倍晋三政権から菅義偉政権に持ち越された大きな宿題が、習近平国家主席の国賓訪日だ。もともと2020年の「桜の咲く頃」とされていたが、コロナ禍によって見送りに。香港への国家安全維持法導入などで中国への反発が日本でも高まる中、先送りで日本政府は助かっていた。

中国は日本にとって最大の貿易相手国だ。また菅首相は30年にインバウンド観光客を6000万人に拡大するとした政府目標を堅持する考えだが、その柱は中国人観光客になるだろう。日米同盟を外交の基軸としつつ、中国との関係も損ないたくない。それが日本のジレンマだ。

安倍政権は習主席肝煎りの広域経済圏構想「一帯一路」に、透明性の向上など条件を付けつつ協力を表明した。一方で、米国がファーウェイ(華為技術)など中国のハイテク企業の製品を排除する場面では共同歩調を取ってきた。

だが21年には、こうした是々非々の対応を続けるのが難しくなる可能性が高い。米バイデン政権の下で部分的に修正が図られても、米中対立の構図はそう大きくは変わらない。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
三井物産、肝煎りの「ロシアLNG」で正念場
三井物産、肝煎りの「ロシアLNG」で正念場
工場が消える!脱炭素が迫る最後の選択
工場が消える!脱炭素が迫る最後の選択
ファミマと伊藤忠が狙う「セブン-イレブン1強体制」打破の勝算
ファミマと伊藤忠が狙う「セブン-イレブン1強体制」打破の勝算
ニトリ、強気の「連続記録更新」を揺さぶる大試練
ニトリ、強気の「連続記録更新」を揺さぶる大試練
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
「復興」と「後始末」の年に
民間有力エコノミスト18人のシナリオ
リスクシナリオ10|金融市場
まさかのシナリオ|金融市場
リスクシナリオ9|菅政権
まさかのシナリオ|菅政権
リスクシナリオ8|デジタル変革期
まさかのシナリオ|デジタル変革期
リスクシナリオ7|東京五輪
まさかのシナリオ|東京五輪
リスクシナリオ6|気候変動
まさかのシナリオ|気候変動
リスクシナリオ5|朝鮮半島との外交関係
まさかのシナリオ|朝鮮半島との外交関係
リスクシナリオ4|揺らぐ自由貿易
まさかのシナリオ|揺らぐ自由貿易
リスクシナリオ3|中国
まさかのシナリオ|中国
リスクシナリオ2|米国新政権
まさかのシナリオ|米国新政権
リスクシナリオ1|新型コロナと世界経済
まさかのシナリオ|新型コロナと世界経済
PartⅠ|政治・経済 リスクシナリオ10
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内