有料会員限定

米中対立激化で日本企業に踏み絵 リスクシナリオ4|揺らぐ自由貿易

✎ 1〜 ✎ 13 ✎ 14 ✎ 15 ✎ 最新
拡大
縮小
トランプ氏がメキシコ国境に建設した壁。自国第一主義の象徴だ(AFP/アフロ)

特集「「復興」と「後始末」の年に」の他の記事を読む

「ディールを振りかざしたトランプ氏に比べると、バイデン氏は国際協調を尊重する。保護主義的な制裁関税にも批判的だ。それでも、通商政策の劇的な変化は期待しにくい」。みずほ総合研究所の小野亮理事・フェローは、米バイデン新政権の通商政策の行方をそのように予測する。

日本にとって、自由貿易は経済活動の基盤だ。しかし、トランプ大統領の4年間で世界の自由貿易は大きく傷ついた。背景には、米国での二極化の進展による保護主義の高まりと、米中対立激化による安全保障上の規制強化の波がある。

「トヨタは米国向けカローラを生産するために、メキシコのバハに工場を建てるという。ありえない! 米国に工場を建設しないなら、高額の関税を払え」

2017年1月5日、大統領就任前のトランプ氏は、ツイッターでトヨタ自動車を“口撃”した。「アメリカ・ファースト」を掲げるトランプ氏は、米ゼネラル・モーターズ(GM)やフォードなどのメキシコ生産を非難していた。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
猛追のペイペイ、楽天経済圏に迫る「首位陥落」の現実味
猛追のペイペイ、楽天経済圏に迫る「首位陥落」の現実味
ホンダディーラー「2000店維持」が簡単でない事情
ホンダディーラー「2000店維持」が簡単でない事情
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
「復興」と「後始末」の年に
民間有力エコノミスト18人のシナリオ
リスクシナリオ10|金融市場
まさかのシナリオ|金融市場
リスクシナリオ9|菅政権
まさかのシナリオ|菅政権
リスクシナリオ8|デジタル変革期
まさかのシナリオ|デジタル変革期
リスクシナリオ7|東京五輪
まさかのシナリオ|東京五輪
リスクシナリオ6|気候変動
まさかのシナリオ|気候変動
リスクシナリオ5|朝鮮半島との外交関係
まさかのシナリオ|朝鮮半島との外交関係
リスクシナリオ4|揺らぐ自由貿易
まさかのシナリオ|揺らぐ自由貿易
リスクシナリオ3|中国
まさかのシナリオ|中国
リスクシナリオ2|米国新政権
まさかのシナリオ|米国新政権
リスクシナリオ1|新型コロナと世界経済
まさかのシナリオ|新型コロナと世界経済
PartⅠ|政治・経済 リスクシナリオ10
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内