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「得意を伸ばす勉強が一番、近所の高校以外で考える」 ビリギャル教えた塾長が指南
坪田塾 塾長 坪田信貴

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坪田塾 塾長 坪田信貴(つぼた・のぶたか) 心理学を駆使した学習法で生徒の偏差値を上げることで知られる「坪田塾」塾長。起業家としても活動し、多くの企業のマネジャー研修や新人研修を行う。吉本興業ホールディングスの社外取締役も務める。『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話』など著書多数。(撮影:尾形文繁)

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週刊東洋経済 2020年8/29号
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数ある高校の中で子供に合ったところを選ぶためにはどんな点を考慮したらよいのか。また、目標の高校に合格するための勉強のポイントは? 偏差値30の「ビリギャル」を慶応大学に現役合格させた坪田信貴・坪田塾塾長に聞いた。

──子供に合った高校を選ぶために考慮すべき点は何ですか。

まず、人々の価値観が変化し、学校のあり方も多様になってきていることを知るべきです。インターネットを用いて学習する通信制高校のみならず、コロナ禍でオンライン授業の導入が進んでいます。

高水準の授業動画を見て、教室では、先生がサポートしながら演習をするといった反転学習をする学校も徐々に出てきています。

ここからいえるのは、必ずしも学校の先生が授業を教える必要はないのではないかということ。私が考えているのは、カリスマ講師が作った台本を使って人気女優やジャニーズのタレントに授業をしてもらうというもの。生徒は何十回も視聴して内容を覚えるはず。

グローバル化が進み、海外でも十分に働けるという認識が広がっている中、これまでの価値観は通用しなくなっている。よい就職先を得るために偏差値の高い高校や大学に行くという考え方が崩壊していくことは明らかでしょう。

人がたくさんいて、企業が右肩上がりで成長していた頃は、ふるいにかけて優秀な人を採用するというシステムが機能していた。だが、今は少ない人数でいかに生産性を上げるか、という形に考えを転換しなければなりません。

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