メインプレーヤーの最新決算から中国の産業トレンドを総まくり。
米中貿易摩擦の影響で中国の景気が減速しているという見方は、ネット業界には当てはまらないかもしれない。8月中旬に発表されたアリババグループと騰訊(テンセント)の決算は、中国企業への悲観的な見方を一蹴するほどの好調ぶりを見せつけた。
アリババは、11月11日の「独身の日商戦」と並ぶ6月の大型セール「618商戦」に今年初めて参戦。これが当たり主力のEC事業売上高が前年同期比44%増、クラウド事業も同66%増と貢献した。同社は3月期決算のため第1四半期(4~6月)の参考値になるが、売上高は前年同期比42%増の1.7兆円、純利益は同144%増の3188億円といずれも過去最高を達成した。
[チャートの見方]
成長性は2018年度までの3期売上高CAGR(年平均成長率)、拼多多と順豊は2期ベース。財務健全性は18年度末時点の自己資本比率。収益性は18年度の純利益率。効率性は18年度のROE。各項目の最大値は50%、60%、20%、20%。最大値を超えた数値はカッコで表記
(注)▲はマイナス、「─」は赤字で算出不能 (出所)各社決算資料を基に本誌作成
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