腰痛やひざの痛みなど体の「痛み」が出たときに行く整形外科。高齢者も多く通院する身近な存在だが、効果のないムダな薬の温床になっている。
70代の女性Aさんは、4年ほど前にボウリングで腰痛を発症。自宅近くの整形外科で処方された薬を服用していたが、症状は一向によくならない。そこで別の整形外科を受診し、関節にブロック注射という局所治療を受け、運動療法を始めたところ、腰痛は改善。現在は薬を使わない生活を送る。「治療費で1カ月5000円もかかっていた。この4年間は何だったんだ」とAさんは憤る。
抗うつ薬や医療用麻薬、広がる痛み止め治療
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