マツモトキヨシ、5位転落の瀬戸際 それでも「最高益更新」の秘訣

印刷
A
A

攻守両面で独自の戦略を貫くが、今後は逆風が強まる可能性も。

東京・上野にあるマツモトキヨシの店舗。同地には6 店舗を構え、どの店にも外国人観光客が押し寄せる

ドラッグストア大手のマツモトキヨシホールディングス(HD)は、かつて22年もの間、売上高の規模で業界首位を守り抜いてきた。

だが、2016年度にウエルシアHDやツルハHDに競り負け、業界3位に転落。その後、サンドラッグにも追い抜かれ4位に。今18年度はついに、コスモス薬品に抜かれ、5位に落ちることが濃厚だ。

しかし、マツキヨ側に焦りは見受けられない。売り上げ規模でこそ順位を下げているものの、利益ベースでは高水準を維持しているためだ。前17年度に過去最高の純利益を計上し、今18年度も連続で過去最高を更新する見込み。営業利益率は首位のウエルシアHDが4%近くであることに比べ、マツキヨHDは6%台である。

他社に売上高で抜かれても高利益率をキープしている理由として、まず過度な企業買収に走っていないことが挙げられる。

業界内は目下、規模拡大を追うウエルシアやツルハを筆頭にM&A(合併・買収)が活発化している。ところがマツキヨはここ数年、目立った企業買収を行っていない。 

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
「研究職600人雇い止め」理化学研究所に走る衝撃
「研究職600人雇い止め」理化学研究所に走る衝撃
日野自動車「データ改ざん」による重すぎる代償
日野自動車「データ改ざん」による重すぎる代償
マンションで急増「宅配ロッカー」が突く新課題
マンションで急増「宅配ロッカー」が突く新課題
ロシア発「合板ショック」、住宅価格へも波及する激震
ロシア発「合板ショック」、住宅価格へも波及する激震
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内