「倒産株価」と言われながらも復活を果たした企業はある。
米国の株式市場には、ペニーストック(penny stock)という投資用語がある。1ドルに満たない株価で、信用不安などを理由に市場から見放された銘柄を意味する用語だ。日本でも株価が100円に近づいたら経営が怪しいとささやかれ、100円を切ったら「倒産株価」と言われることもある。
しかし、そのような常識を覆す企業も実は存在する。直近で倒産株価から立ち直ったのが、レカムとリミックスポイントだ。
情報機器販売が主力のレカムは、LED照明販売を手掛ける子会社の中国上場計画が注目され、2017年末から株価が急上昇した(子会社の上場は現在も準備中)。同社の株価は18年1月に500円を超えたが、17年の最低株価はわずか55円だった。中古車査定システムを手掛けるリミックスポイントは、子会社が仮想通貨取引所を手掛けていることが評価され、株価は一時期1800円に到達した。ただ同社の場合、17年はじめの株価は100円台だった。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら