取引価格は2017年のピークからほぼ半値に。それでも始めたい人が押さえるべきコツとは。
国内取引所大手・コインチェックでの大規模な流出事故によって、仮想通貨投資ブームは一気に冷や水を浴びせられた。これから仮想通貨を購入する人たちはどんな姿勢で臨めばいいのか。
まずはこれまでの相場を振り返ろう。2017年のビットコイン(BTC)価格は12月に一時226万円まで高騰し、1年間で20倍超となった。未曾有のバブルの恩恵を受け、17年は「億り人」(仮想通貨建ての資産が1億円を超えている人)が続出したようだ。17年前半から投資を始めた多くの仮想通貨投資家にとって、わが世の春ともいえる状況だっただろう。
しかし、仮想通貨に対し各国が規制を強化するという報道が年明けから相次ぎ、1月中旬にBTC価格は106万円まで下落。1月26日に発生したコインチェック事件が追い打ちをかけ、2月上旬には65万円まで下げた(価格は取引所大手・ビットフライヤー)。
G20や広告宣伝が相場回復の期待材料
3月上旬時点のBTC価格は110万円〜120万円台前半まで持ち直しているが、ある20代後半の男性投資家は「125万円を超えられない展開が続いている。BTCの取引量も減っており、昨年末のような盛り上がりはない」と話す。
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