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異例尽くしの章男流人事 体制変更を前倒し、幹部を刷新…

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「自動車業界は100年に1度の大変革の時代に入った。『勝つか負けるか』ではなく、まさに『生きるか死ぬか』という瀬戸際の戦いが始まっている」

トヨタ自動車は昨年11月、豊田章男社長の危機感を激烈に示したコメントとともに、異例尽くしとなる新役員体制を発表した。

4月の就任が慣例だったが、今年は1月に前倒しし、グループ会社や社外からも「高度な専門性を有する多様な人材を配置した」と強調した。豊田通商や三井住友銀行からの役員起用は今回が初めて。また、副社長格のポストとして新設した「フェロー」の役職には、人工知能研究を行う米子会社TRIのCEOであるギル・プラット氏が就任した。

「生きるか死ぬかの戦い」の実働部隊となるのは、2016年から導入した各カンパニーだ。今回、九つのうち4カンパニートップが交代。商用車を扱うCVカンパニーではブレーキ大手アドヴィックスの社長だった小木曽聡氏が2年半ぶりにトヨタに復帰。歴代「プリウス」の製品企画を担当しており、「戻るべくして戻った」(トヨタOB)と言われる人物だ。

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