AI(人工知能)が、第4次産業革命を引き起こす。デジタルテクノロジーについての知識とセンスがなければ、この変化には適応できない。
会計、英語に続くビジネス知識
テック音痴は必ず淘汰される
18世紀から19世紀にかけて起こった産業革命は経済と社会を大きく変えた。第1次産業革命は18世紀末に起こり、蒸気機関や水力を動力源とする「機械化」によって特徴づけられる。第2次は19世紀後半からで、電力を使って「大量生産」が可能になった。そして20世紀半ばには第3次ともいえる動きがあった。コンピュータとソフトウエアというデジタルテクノロジー(テック)による「自動化」だ。
さらに今、4度目の産業革命が始まろうとしている。牽引役となるのは、AI(人工知能)だ。AIは第3次で芽生えた、人間の知的労働を機械が代替するという流れを加速させるとみられている。
AIのエラー率は人間より低い
下図は、AIの画像認識精度を競う国際コンペティション・ILSVRCの結果の推移だ。画像認識のエラー率が低いほど賢いAIといえる。このエラー率が2012年、劇的に下がった。カナダ・トロント大学のチームが、ディープラーニング(深層学習)と呼ばれるAI技術を導入し、驚異的なスコアを挙げた。
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