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[東京]多摩科学技術高校 首都圏の新興勢力(1)

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都立・共学

大学教授が驚く研究設備、授業は少人数のゼミ型

それは今年の大学入試の大きなサプライズだった。JR武蔵小金井駅から歩いて10分。閑静な住宅街の中にある多摩科学技術高校は新設から7年目の2017年、東京大学の推薦入試で合格者を1人出した。東大の推薦入試合格者は全体で71人しかいない。全国屈指の進学校出身者が名を連ねる中に食い込んだ。注目は東大だけではない。国公立大学の合格者も50人に達している。

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受験生からの人気は設立以降、うなぎ上りだ。初年度は50前後だった偏差値が、17年度は66まで上昇。高校の所在地は多摩地区の小金井市だが、江戸川区や大田区など東京23区の東部や南部から通う生徒もいる。「当校は特殊な学校なので、うちの施設やカリキュラムで勉強したい、という生徒が集まってくれている」。白鳥靖校長はそう言って目を細める。

少人数のゼミ型授業が特長(撮影:尾形文繁)

先端科学4領域から学びたいものを選択

多摩科技の人気の理由は、大学さながらの先端科学を学べるカリキュラムにある。目玉は「科学技術科」という同校独自のアクティブ・ラーニング型授業だ。

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