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キャリア・教育 #これから伸びる中学・高校

[東京]広尾学園中学・高校 首都圏の新興勢力(3)

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本物の実践教育で突出した生徒育成

「学校改革で成功を収めている中高一貫校はどこか?」と教育関係者に尋ねると、真っ先に名前が出てくるのが広尾学園中学・高校だ。

東京・港区南麻布。地下鉄日比谷線の広尾駅から程近く、近隣にはオマーン大使館やノルウェー大使館などがある高級住宅街の中に校舎はある。かつて順心女子学園という名の女子校だったが、2007年に改称。共学にして進学校化した。今では東京大学などの難関校や国公立大学医学部、海外の名門大学に卒業生を出している。

港区南麻布という都心の好立地に校舎がある(撮影:今井康一)

しかしこの学校が評価されている理由は、進学実績だけではない。生徒を伸ばすための「本格的な学びを行う」教育方針にある。

同校には本科コースのほかに、医学部や理系大学を目指す「医進・サイエンスコース」、英語教育に比重を置いた「インターナショナルコース」がある。「トップ進学校で複数のコースがあるのはうちぐらい。突出した生徒たちの存在が、本科の生徒にもいい影響を与えている」と金子暁副校長は話す。

進学校化が成功する中、教職員の間で「もっと本質的な学びを実現させるにはどうすればいいか」という議論になり、今の体制を構築していったという。

実際の医療現場でがんの診断を体験

広尾学園は生徒に「本物の体験」をさせることを重視している。

医進・サイエンスコースでは、医療の道を目指す生徒を対象に、「病理診断講座」を実施している。細胞を観察して病状を特定する病理診断を体験するもので、最前線で活躍する医師を講師に招き、参加者が実際に挑戦もする。優秀なチームには後日、病院で手術前のコンファレンスや手術室での立ち会いを体験する機会が与えられる。通常は大学に進学してから学ぶことを、中学・高校の段階から経験できるのだ。

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