内部進学は医学部のみ、少人数制の進学校
東京都八王子市にある帝京大学中学・高校は、JR中央線豊田駅からスクールバスで約20分。敷地内でたけのこが採れるほどの自然に囲まれた場所にある。
帝京大学の付属校だが、今年の卒業生183人のうち内部進学したのは医学部の2人だけ。ほとんどが他大学への進学を目指す。「学校の学習だけで大学受験を突破できる力を身に付けさせる」(冲永寛子校長)方針で、とにかく親身に対応するのが特徴だ。

中学では勉強する習慣と基礎学力を習得させるため、通常の授業に加えて「朝講座」「夕講座」の枠を設けている。始業前15分間の朝講座では、読書やペン習字などのほか、英単語、数学、漢字の週3回の小テストがある。基準点をクリアするまでテストと補習が続く。苦手な部分を早く発見し、脱落者を作らない。
定期試験前には、2週間分の「学習計画表」を作成させる。テスト後は結果を踏まえながら担任と面談。学習時間と学力が伴うように改善策を考え、生徒一人ひとりに合った学習方法を見つけ出す。
わからないことがあったら先生に気軽に聞ける環境も作っている。生徒たちは教科担任でなくても同じ教科の先生であれば、つかまえて質問する。職員室や廊下、空き教室などあらゆる所に質問コーナーが現れるのが、帝京大中高の日常の風景だ。
このような懇切丁寧な指導ができるのは、1クラス約30人、1学年当たり120人程度の少人数制を取っているから。担任と副担任がおり、1人の先生が生徒15人に目を配っていることになる。
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