アクティブ・ラーニングを30年前から実践する躍進校
首都圏の進学校の中でも近年高く評価されているのが、千葉の渋谷教育学園幕張中学・高等学校だ。2017年の東京大学合格者は78人と全国3位。高校別の東大合格者ランキングでは12年以降、全国トップ10の常連校になっている。東京や茨城など隣接都県はもちろん、神奈川から通っている生徒もいるほどだ。
渋谷幕張の開校は1983年で、教育理念は「自調自考」。自らの手で調べて自らの頭で考える、つまり現在求められているアクティブ・ラーニングを30年前から行っているわけだ。
自ら学ぶためのツールとして生徒に毎年配られるのが、2cmほどの厚さがあるシラバス(授業計画)だ。授業の狙いや毎時間どのような内容をやるのかなどが、教科ごとに書かれている。
生徒はシラバスを読んで、何を学び、何が得られるのか明確にしておく。「教員もシラバスに書いた授業をやるのが生徒との約束」(進路部長の井上一紀氏)。全員が緊張感を持って授業に臨む。
またクラス替えはあるが担任となる先生は6年間基本的に同じだ。担当する学年の面倒を最後まで責任を持って見て、チームで受験に挑む体制を取っている。
「自調自考」と並ぶ教育目標として「国際人としての資質を養う」というものもある。帰国生や留学生を受け入れたり、米国やニュージーランド、ベトナムなどで短期海外研修をしたりしている。
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