医学部進学に強み、理科の実験が多い
「1学年350人規模だが、そのうち毎年70~80人が医学部を志望している」
東邦大学付属東邦中学・高校の松本琢司校長はそう話す。渋谷教育学園幕張中学・高校、市川中学・高校と並んで千葉私立御三家と称される東邦大東邦。今年の入試から高校募集を停止し、完全中高一貫校に移行した。
最大の強みは理数教育だ。男女とも生徒の約7割が理系に進む。学力トップ層は東京大学よりも地元の千葉大学をはじめとした医学部への進学を目指す傾向が強いという。
実際、今年の入試では現役と既卒者を合わせて国公立大学医学部に15人(ほかに防衛医科大学校3人)、私立大学医学部に74人が合格した。なお東邦大学医学部への特別推薦枠は15ある。ちなみに医師で今年12月から国際宇宙ステーションに長期滞在予定の金井宣茂・宇宙飛行士も東邦大東邦OBだ。

「学校としてはリベラルアーツ(文系、理系を問わず幅広く学ぶ)を標榜している」と松本校長は言うが、理系を志望する生徒が多くなるのも無理はない。東邦大学が医学部や薬学部などの理系学部中心ということもあり、学習環境が充実しているのだ。
その一つが学問体験講座。東邦大学理学部、薬学部のキャンパスが隣接しており、大学の設備を使って、放射線の測定やロボット製作などさまざまな実験や実習が体験できる。また東邦大学医療センター佐倉病院で行われるのは「ブラックジャックセミナー」。医療現場で実際に使われている針や糸などを使って外科手術を模擬体験することができる。
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