有料会員限定

入学後に後悔しない付属校の正しい選び方 大学入試改革で高まる人気

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
拡大
縮小

ここ数年、大学付属校の人気が高まっている。内部推薦で大学に進学できてしまうため、2020年度以降の大学入試改革の混乱に巻き込まれなくて済むと考える家庭が増えているからだ。

一方で前向きな解釈もできる。現在議論されている大学入試改革には、大学入試のあり方を見直すことで、高校以下の教育も根本から変える狙いがある。大学受験対策に規定されない教育への転換である。大学付属校は、もともとその教育を実践していた。大学入試改革の議論を横目で見ながら「うちには影響がない」と大学付属校の教員たちは口をそろえる。

実際、先進的な理数教育を行うスーパーサイエンスハイスクールや国際教育に力を入れるスーパーグローバルハイスクールに指定されている大学付属校が少なくない(『「深い学び」が身に付くのはここだ』参照)。

大学付属校といえば、首都圏では早稲田大学、慶応義塾大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、関西では関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学の系列が有名だ。これらの付属校は内部進学率が圧倒的に高い。下表は中学受験における大学付属校各校の偏差値だ。上位には早慶の付属校が多いが、それらに明治大学付属明治中学・高校が肩を並べている。背景にあるのは昨今高まっている明治大の人気だ。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
これから伸びる中学・高校
大学入試改革で高まる人気
新大学入試でも有利?
小学生にも押し寄せる波
海外進学で本当に有利?
中高一貫校の実力(6)
中高一貫校の実力(5)
中高一貫校の実力(4)
中高一貫校の実力(3)
中高一貫校の実力(2)
中高一貫校の実力(1)
»»Part3 生徒の力を引き出す中高一貫校
早稲田・慶応・明治
東大・京大推薦入試トップ校の素顔(2)
東大・京大推薦入試トップ校の素顔(1)
新テストにも十分対応
首都圏の新興勢力(3)
首都圏の新興勢力(2)
首都圏の新興勢力(1)
»»Part2 4年後も安心できる高校
戦いはすでに始まっている
東京ではスピーキングも
学校の指導力があらわに
センター試験と違って記述式
大学入試改革で激変! これから伸びる中学・高校
»»Part1 激変する大学入試
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内