ナイトタイムエコノミーすなわち「夜の経済活動」は、観光振興、地域活性、経済成長の最終戦略になるという。
──ナイトタイムエコノミーとは聞き慣れない言葉ですが。
昼間に行われる一般的な経済活動に対し、日が落ちて以降、すなわち夜から翌朝までの間に行われる経済活動の総称だ。ナイトタイムエコノミーはこれまで日本で必ずしも社会から正当な評価を受けてこなかったが、やっと経済のキーワードとして扱えるタイミングになってきた。
──国政レベルで推進議員連盟ができましたね。
4月末に「時間市場創出(ナイトタイムエコノミー)推進議員連盟」の設立総会が開催された。それ以前には、新経済連盟の観光政策の提言にもナイトタイムエコノミーの振興という表現が使われている。これまで消費の場として重要視されてこなかった夜の時間帯を開放することで、消費機会を増やし、国および地域の経済活性化につなげようとしている。
ハロウィーンブームの経済波及力が実証
──事例の一つとして冒頭でハロウィーンブームに注目しています。
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読み頂けます。
登録は簡単3ステップ
東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
おすすめ情報をメルマガでお届け