2016年、プロバスケットボールのBリーグが立ち上がった。その創設を引っ張ったのが、日本サッカー協会最高顧問を務める川淵三郎氏だ。プロサッカー、Jリーグの生みの親である。プロスポーツ界はなぜこの人物の力に頼るのか。
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日本サッカー協会最高顧問 川淵三郎
かわぶち・さぶろう / 1936年生まれ。古河電工などでプレー。64年東京五輪出場。日本代表監督、Jリーグ初代チェアマン、日本サッカー協会会長を経て、2012年から現職。首都大学東京理事長も務める。(撮影:今井康一)
かわぶち・さぶろう / 1936年生まれ。古河電工などでプレー。64年東京五輪出場。日本代表監督、Jリーグ初代チェアマン、日本サッカー協会会長を経て、2012年から現職。首都大学東京理事長も務める。(撮影:今井康一)
──JリーグやBリーグ創設の話を盛り込んだ『独裁力』という本を書かれました。
僕としては自然な感じのタイトル。ネガティブな言葉じゃない。僕がやってきたことを表現するのには、いちばん適切な言葉だ。周りから直接言われたことはないよ。唯一言われたのが、読売新聞の渡辺恒雄さんぐらいだな、ハハハ。
──Bリーグ立ち上げでJリーグの経験はどう生かされましたか。
初めに思ったのは日本にあるのは体育館で、アリーナじゃないってこと。アリーナというのは、やっぱり選手だけでなく観客のことも考えた施設で、居住性に優れ、リピーターになりたいだとか、ホームの雰囲気だとか、そういったものを感じられる所。プロは、「アリーナ」を造らないかぎり、発展するわけない。
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