東京都政、自動車業界、プロ野球。旧来の秩序を破壊し、新しい世界を構築しようとする者たちが激白。
[INTERVIEW]小池百合子 東京都知事
「国はもう変われない 東京が改革を率先する」
都政をめぐる話題がにぎやかだ。その中心にいるのが2016年8月に知事に就任した小池百合子氏である。怒濤の150日と、17年の針路は。
──時の人になりました。
舞台での立ち方が大きく変わった。これまでも国務大臣などの役割を果たしてきたが、大体、人に任命されて舞台に上がってきた。今回は自分で上がった。スタートラインに自分でついた感じだ。
知事は大臣より権限が広い。霞が関にさまざまな提案をし、肉付けして、政策に落とし込む。そのスピード感とダイナミズムを感じている。
──防衛相時代には事務次官と対決した。都議会との関係もそう。意図的に構図を作っているのですか。
それは全然ない。問題点を解消すべきというのは一緒だが、別に戦うことが目的じゃない。(更迭した)当時事務次官の守屋(武昌)さんの件は前もっていろいろ情報があった。知っていながら何もしないのは、任命権者としてはおかしい。今回は自分自身も(自民党の)東京都連の一員ではあったが、都政の意思決定の過程がよくわからなかった。それは都民も同じではないか、ということで提言を重ねている。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら