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低すぎる査定に親族不和 一筋縄ではいかない売却 part2 実家は迷惑資産だ! 都心から地方まで 私はこうして実家を売却した

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親がいなくなった実家をどうするか。誰も住まないなら売ろうと考えるかもしれないが、事は簡単には進まない。買い手がつかない、業者の口車に乗せられかける、兄弟姉妹の争いに巻き込まれるといったトラブルが引きも切らない。

case1 足元を見る不動産業者

園田雅子さん(60代・女性)

case1
娘1人が管理する物件と知り 業者も借り主も言いたい放題

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都心のマンションに夫と二人で暮らす園田雅子さん(仮名)。園田さんには弟と妹がいる。

1981年に母が他界するとさまざまな問題が起こり始めた。父はまず実家で妹と同居し、妹が病気で他界してからは弟の家族と同居した。だが、頑固さゆえ弟の家族との関係をこじらせてしまう。

あるとき、父は弟の子どもとのけんかでケガをし、自力で病院へ。園田さんに「今入院している」と電話をかけてきた。園田さんが慌てて駆けつけると、主治医には「お年寄りが一人で来たからホームレスかと思った」と言われてしまった。

この出来事をきっかけに、園田さんは父の暮らし方に口を出さざるをえなくなった。トラブルの種である弟家族には実家を引き払ってもらったが、家事が苦手な父が一人で暮らしていくことは難しい。園田さんは夫の親の面倒を見なければならないので、父と同居するという選択肢もなかった。

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