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新しい墓の選び方 変わる日本人の墓意識

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跡継ぎがいらない「利用期限付き」永代供養墓が主流へ。

地方にある実家そばのお墓を都市部にある自宅近くに移すこと(改葬)になれば、移転先の新しいお墓を探す必要が出てくる。

「子どもには墓のことで自分と同じような大変な思いはさせたくない」と思うのが親心。改葬では通常の墓選び以上に「自分が管理できなくなった後も、供養と管理を任せられる墓地や霊園かどうか」を強く意識する傾向にあるようだ。

こうしたニーズに合わせて主流になりつつあるのが、十三回忌まで、三十三回忌までなど利用期限が定められ、その後は多くの人と共有する合葬墓に移り、永代にわたって供養するとされる「永代供養墓」だ。

秋津ふれあいパーク。園内は欧風庭園の趣(撮影:MARIA)

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「墓地ではなく公園を作るという考え方でヨーロッパのガーデニング技術を取り入れた」(いせや・山田隆一所長)という埼玉県所沢市の「秋津ふれあいパーク」。西武線所沢駅から徒歩15分ほどの霊園利用者は半径5キロメートル圏内に住む人が多い。

墓石には家名ではなく「ありがとう」「絆」などの文字や故人をしのぶ言葉が彫られ、バラの彫刻やハート形のガラス細工などデザインもさまざまだ。縦に高く積み上げられる和型の墓石ではなく、低い位置に小さめの墓石が設置されているため、人の背丈より高い石や仕切りがない。敷地内どの場所からも霊園全体が見渡せる。日陰を取り除き太陽光を取り込むことで植物が育ちやすく、霊園や墓地に抱く薄暗い印象を一変させた。

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