[講師]久留米大学教授 塚崎公義
[ポイント1]
60歳時点の平均余命は男性24年、女性29年。89歳まで生きるとして無職世帯の支出平均で計算すると、必要な老後資金は1億円に上る
[ポイント2]
サラリーマンなら50代は子育てが終了していれば貯蓄に励む好機。住宅ローン残債などがあれば60歳以降もできるだけ働いて挽回する
[ポイント3]
自営業者の場合は、退職金がなく年金もサラリーマンより見劣りする。定年がないため元気なうちは働けるが、早いうちから貯金に励むべきだ
老後資金は1億円必要といわれます。総務省統計局が行う家計調査によれば、無職の二人以上世帯における1カ月当たりの平均支出は60歳代前半が約30.8万円、65歳以上が約27.6万円となっています。60歳代前半の5年間(60カ月)は支出が1847万円です。65歳から89歳まで25年間(300カ月)生きると、8277万円の支出です。つまり合計で約1億円となります。
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