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熟年離婚で奈落の底へ、高年齢ほどダメージ大 離婚宣言された大半の夫「うちはありえない」

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イラスト:サトウヨーコ

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熟年離婚という言葉を聞いたことのない人は少ないはずだ。しかし、「熟年離婚とは何を指すのか?」と問われると答えに窮する人が多いのではなかろうか。「50歳以上の夫婦の離婚?」「定年退職してからの離婚?」……いずれも残念ながら不正解。一般的に、熟年離婚とは「長期の結婚生活(おおむね20年以上)の後に離婚すること」を指す。だから、夫婦ともに40代で熟年離婚になる人たちもいれば、夫婦ともに80代で離婚しても熟年離婚にならない人たちもいるというのが実態だ。

長期の結婚生活後の離婚を「熟年離婚」と定義してほかの離婚と区別する最大の理由は、婚姻期間が長くなるとその間に蓄積された財産が大きくなり、後述する財産分与が大きな争点となるからだ。

80代の男女が結婚しても、婚姻期間が数カ月というような場合は財産分与の問題はほとんど発生しない。なぜなら、数カ月の婚姻期間中に双方の協力によって蓄積された財産は存在しないか、たとえ存在してもごくわずかだからだ。

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