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独自アンケート:飼い主921人の医療の悩み 高い治療費、犬猫が嫌がっても続く検査・・・

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ペットも高齢化が進めば人間同様、病気と医療が最大の悩みになる。そのときに信頼できる動物病院があるかどうかは重要な問題だ。本誌は今回、メールマガジン読者を対象にペットの医療・老後の悩みを探るアンケートを実施(回答期間7月31日~8月3日。以下、本誌アンケート)。飼い主921人から回答を得た。

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このうち「かかりつけ獣医を信頼できるか」という問いには75%が「できる」と回答。一方、「できない」とした回答者の経験は壮絶だった。ここではそうした読者の体験を伝える。ペットの医療といえば医療費の高さを懸念する人が多いが、現実にはおカネで片付けられない深い悩みであふれていた。

かかった医療費500万円でも「後悔なし」

「この肝臓がんは打つ手がない。自然に破裂させましょう」。京都府の山崎香織さん(仮名)は、かかりつけ獣医の言葉を聞いて一瞬目まいがした。が、次の瞬間には足を踏ん張った。「そんなはずはない、治す方法は絶対にあるはずだ」。

ケアンテリアのはなちゃんは2007年当時10歳。いつものようにワクチンを打った際に獣医が触診でしこりを発見した。「アリからゾウまで何でも診ます」がキャッチフレーズの、地元で人気の動物病院。1時間待ちもザラで、「こんなに混んでいるのは名医の証拠」と信頼していた。だがその気持ちは冒頭の一言で崩れ去った。

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