
窓口で保険証を提示すれば保険適用後の額の支払いに
動物病院への通院や入院、手術でかかった費用の一部を補償してくれるペット保険。契約期間が1年の掛け捨てで、治療費に対する補償の割合(支払い割合)は5割、あるいは7割というものが主流だ。万一の際の備えとして加入中、あるいは検討している人も多いだろう。
ペット保険を扱っているのは、保険引受額に上限のある少額短期保険会社を含めると十数社を数える。大手といわれるのはアニコム損害保険とアイペット損害保険の2社だ。ただアニコムの保有契約件数は約60万件で、アイペットの約25万件を大きく上回っており、1位と2位の差は大きい。

(注)支払い割合70%プランの基本保険料。70%プランがない日本アニマル倶楽部は100%プラン(プレミアムオレンジプランⅡ)、ペッツベストは80%プラン、FPCは50%プランの料金を掲載。アクサ損害保険は10月1日の保険料改定後。犬はトイプードル、猫は品種指定がある場合は日本猫を選択。各社ともネット割引などは考慮していない。年間補償上限額は車いす費用などを除いた。アニコム損害保険の資本金はアニコムホールディングスの数字 (出所)各社ホームページのデータを基に本誌作成
大手2社の特徴は、会社が発行したペット用保険証を提携病院の窓口で提示すれば、人間の健康保険のように保険適用後の金額の支払いで済むという簡便性にある(提携病院数はアニコム約6000カ所、アイペット約3800カ所)。なお、提携病院以外では、ほかの保険会社のように、窓口で治療費を全額支払って後日請求することになる。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら