有料会員限定

飼い主921人はペット高齢化とどう向き合う 「長生きすればうれしいが、老後には不安」

✎ 1〜 ✎ 11 ✎ 12 ✎ 13 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

高齢化問題は人間だけの話ではない。犬・猫の高齢化も深刻さを増している。本誌アンケートで「ペットの老後について不安はありますか?」との問いに対して、8割の人が「ある」と回答した。「最も不安に感じていること」を尋ねると、半数以上が「病気やケガをすること」と答えている(回答は選択式)。また、「飼い主である自分も老いて世話ができなくなること」と、自らの老いとペットの介護に不安を持つ飼い主も多い。

特集「みんなペットに悩んでる」の他の記事を読む

元気だったペットが、加齢で弱っていき介護が必要になったとき、飼い主はどんな不安に直面するのだろう。アンケート回答者の生の声から、ペットの老いの実態を見ていきたい。

糖尿病の注射とトイレの世話で目が離せない

60代の岡田さん夫婦(仮名)の元で暮らす猫のチャコ君(21歳)は5年前に糖尿病を患った。以来、朝晩2回のインスリン注射が欠かせない。高い場所に自力で上がることもできなくなった。

水飲みや食事は自分でできるチャコ君(21歳)

困ったのはトイレだ。それまでは玄関の土間に置いていたが、約15cmの段差さえも上り下りができなくなり、居間の近くに置いた排泄(はいせつ)シートを使うようになった。

関連記事
トピックボードAD