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イノベーションではない 楽しいだけのロボットは

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[SPECIAL INTERVIEW]津田純嗣 安川電機 会長兼社長 

ソフトバンクが発売した「Pepper(ペッパー)」を筆頭に、2015年はロボットの話題があふれた。老舗ロボットメーカー、安川電機の津田純嗣会長兼社長にその未来像を聞いた。

つだ・じゅんじ●1951年福岡県生まれ。76年東京工業大学卒業後、安川電機入社。常務取締役ロボット事業部長などを経て、2010年社長就任。13年から現職。日本ロボット工業会会長も務める。

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──世の中でロボットがかなり身近になってきたように思います。

何でも「ロボット」と呼ばれるようになって困った。手で仕事をしなければ、ロボットではない。

「ペッパー」は単なるコンピュータのインターフェース。遊びのような動きはあるが、動いて人の役に立ちはしない。見て楽しいだけでは、社会を変えない。社会が変わってこそ、ロボット革命だ。

介護現場でロボットと触れ合った高齢者が生き生きしたという話も聞くが、(コミュニケーションは)本来人間がやるべきこと。むしろ力仕事をロボットがやればよいのに。おかしな方向に動いている。

──単なる流行で終わらせないために重要なことは何でしょうか。

政府の「ロボット革命実現会議」でも話したが、ロボットを造りたい人ばかりでは普及しない。生活に、工場に、どう組み込んでいくかをしっかり考える人がいないとダメ。

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