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破壊力不在のiPhone アップル

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15年9月にiPhone 6sを発表したアップルのティム・クックCEO(ロイター/アフロ)

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2015年の米アップルはiPhone 6シリーズの好調な売れ行きに始まり、とりわけ中国で大幅にシェアを伸ばしたことが印象的だった。

9月にモデルチェンジしてグローバルで発売した6sシリーズは、販売開始から3日間で新記録となる1300万台以上を売り上げたとアップルが発表している。同月、中国では700万台を販売したという調査リポートもある。

今後の伸びしろという面で課題はあるものの、相変わらずの人気を保っているといえるだろう。

斬新な機能を加え、勢力図を塗り替えた

一方、近年で最も破壊的なイノベーションをもたらしたイメージから離れ、自らが築いてきた事業基盤を守る姿勢も目立ち始めた。15年に出した製品を振り返ると、アップルがイノベーションのジレンマに悩まされ始めているように思えてならない。

iPhoneで破壊的イノベーションを起こした後、持続的イノベーションによってiPadを生み出し、Macに改良を施した。さらに、音楽など関連するメディアの配信や、アプリで業界全体の収益を高めるエコシステムを構築する事業も拡大。併せてiPhoneのモデルチェンジのたびに斬新な機能を加え、業界の勢力地図を塗り替えることにも成功してきた。

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