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日経平均2万円は通過点 好需給で進む「さらなる高み」 買っていい株 ダメな株
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今世紀初の日経平均株価2万円越えを達成した株式市場。先高期待が強い今は、株式投資を本気で考えるのにはいい時期だ。まずは人気投資漫画で「投資脳」を鍛えてから、プロが伝授する銘柄選びや売買のコツを武器に実践に臨もう。有望株は意外なところに隠れているぞ。

(本誌:山本直樹、緒方欽一、渡辺清治、島 大輔)

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日経平均2万円は通過点 好需給で進む「さらなる高み」

日経平均株価は4月10日の取引時間中、ついに2万円に到達した。一時的とはいえ、2000年4月以来となる大台回復だ。アベノミクス相場が始まる前の11年11月安値からすると実に2.4倍強、1万1840円の大幅上昇となる。相場は当面足踏みが予想されるも、2万円は通過点にすぎず上昇相場は今後も続くとの見方が強い。

「12年末を起点とする今回の上昇相場は17年まで続くのではないか。これは10年に一度あるかないかという相場だ」。岡三オンライン証券の伊藤嘉洋チーフストラテジストはこう力説する。伊藤氏は1962年の岡三証券入社以来、半世紀にわたり株式市場を見てきた。その彼が思い描く相場展開は次のようなものだ。

日経平均は2万円をつけたことでいったん調整を迎えるが、今秋には日本郵政の株式上場が予定されている。大株主である政府は震災復興財源の捻出を含めた財政対策として郵政上場を重要視しており、NISA(少額投資非課税制度)の非課税枠の拡大など株高維持の政策を採ってくるだろう。

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