有料会員限定

イコールフッティングが重要 魅力ない国には残れない 円安が続けば製造業は日本に回帰するか

✎ 1〜 ✎ 6 ✎ 7 ✎ 8 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

[Special Interview]三菱ケミカルホールディングス社長 次期 経済同友会代表幹事)小林喜光

放射線化学を専攻した科学者としての知見を生かした歯切れのよい経済論、政策論で知られる異色経営者。2015年4月には経済同友会の代表幹事への就任が内定している。財界の新リーダーは波乱の年をどう読むのか。

こばやし・よしみつ●1946年生まれ。71年東京大学理学系大学院修了。74年に三菱化成工業(現三菱化学)入社。2007年から三菱ケミカルホールディングス社長。11年から経済同友会副代表幹事。(撮影:尾形文繁)

特集「Special Interview」の他の記事を読む

──経済同友会では、どのような方向性を目指しますか。

「宿命に耐え、運命と戯れ、使命に生きる」というのが私のモットー。エネルギーや資源のコストが高い日本に生まれた宿命を背負いつつ素材メーカーで働いてきましたが、今後は社会のために働くのが使命だと思ってお引き受けしました。

同友会は基本的に個人加盟で、自由な形の議論をして、提言や具体的な行動に結び付ける組織です。一方で日本経済団体連合会は各業界の意見を集約する場所で、調整を重んじるエスタブリッシュメントの世界でしょう。そことの違いを明確にしないと、同友会は第2経団連というふうに思われてしまう。

──経団連と差別化するポイントは政治との距離感でしょうか。

関連記事
トピックボードAD