子どもに「姿勢よく勉強しろ」は逆効果の納得理由 東大理三に3男1女を入れた佐藤ママの声かけ

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

姿勢が悪いと、丁寧に字を書けないこともありますから、先ほども述べましたが、猫背になっているときには矯正してあげるといいですね。

字を丁寧に書く習慣が身につくと、漢字を書くようになったときにも、はねる、止める、払い、などを丁寧に書くようになります。

字を丁寧に書かないといけない理由は、「雑に書くと他人が読めない」からです。私は「他人が読めない字は字とは言えない」と子どもたちに言っていました。小学校に入学したら、「丁寧に書かないと、テストでマルをもらえないよ」と伝えるのもいいと思います。

字を丁寧に書くと得点が伸びる

また、算数の数字も雑に書いていると、0と6、5と6などを混同してしまい、計算を間違えやすくなります。このこともきちんと伝えましょう。数字をいい加減に書いたことによって減点されるのはすごくもったいないですからね。

実際、小学3年生ぐらいまでのテストでは、字が汚いために減点されることはかなり多いと思います。字を丁寧に書いているかどうか、親がしっかりとチェックしてください。

そもそも子どもは、心をこめて、時間をかけて丁寧に書くことが苦手です。早く勉強を終わらせたい一心で、字をささっと雑に書いてしまいがちです。だからお母さんは、子どもが幼い頃から、「字を丁寧に書いてね」と声をかけ「丁寧に書かないとほかの人が読めない」 という理由を必ず言って、しつこいくらいに同じことを言い続けてください。

字を丁寧に書くのは、勉強の基本中の基本、親が子に教えるべき最重要事項だと私は思っています。

佐藤 亮子 「東大理Ⅲに合格した3男1女」の母

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

さとう りょうこ / Ryoko Sato

大分県出身。津田塾大学卒業。大分県内の私立高校で英語教師として勤務。結婚後、夫の勤務先の奈良県に移り、専業主婦に。長男、次男、三男、長女の4人の子どもを育てる。長男、次男、三男は灘中学・高等学校を経て、東京大学理科III類に進学。長女は洛南中学・高等学校を経て、東京大学理科III類に進学。現在、長男、次男、三男は医師として活躍。長女は東大医学部の学生。その育児法、教育法に注目が集まり、全国で講演を行う。『頭のいい子に育てる 3歳までに絶対やるべき幼児教育』(東洋経済新報社)ほか著書多数。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事