モスバーガーが「とびきりハンバーグサンド」第5弾発売、味や品質にこだわり差別化
ハンバーガーチェーン「モスバーガー」を全国展開するモスフードサービスは、10月13日から2種類の季節限定商品を新たに投入する。国産肉を100%使用したハンバーグ「とびきりハンバーグサンド」シリーズの「デミソース」(390円)と「デミチーズ」(420円)。08年12月末から開始した、同シリーズの第5弾となる。個人消費の低迷から節約志向が高まる一方、一定の顧客が求める味や品質にこだわり差別化する。テレビCMでは11年ぶりに著名人を起用。販促活動にも力を入れる。
今回販売する2品は、これから寒くなる季節に旬を迎えるキャベツを使用し、トマトを多めに使い、ソースも酸味が効いたものにリニューアルした。特に売りとしているのが、トマトの味。「デミソースはモスフードが契約している約3100件の農家で栽培されたトマトを使用しており、新鮮で旨味が高い」(商品開発に携わったマーケティング室販売促進グループリーダーの稲辺美智子氏)という。もう一つの新商品であるデミチーズは、デミソースにスライスチーズを加えているため、販売価格が30円高い。
4日にモスフードサービス本社で行われた商品発表会では、同社の櫻田厚社長(写真左)と、新商品のテレビCMに出演する女優の松雪泰子さん(同右)が登場した。同社がテレビCMで著名人を起用するのは、歌手の鈴木亜美さんが登場した99年以来11年ぶり、女優を起用するのは今回が初めてとなる。松雪さんは、モスバーガーのメイン顧客層と同世代であり、ライフスタイルなど憧れの存在として人気が高いため、今回の起用に至った。
櫻田社長は、「世の中で節約志向が高まる中で、良いものを食べたいというニーズは確実にある。このとびきりシリーズが、合計3600万食を超えているのが、その証拠だ」と語った。松雪さんは、「やはり国産の素材は安心で、普段の買い物から国産ものには目が行く。(モスバーガーは)携帯サイトで食材の原産地が確認できるのも健康面で安心できる」と話し、新商品の価値をアピールした。
(二階堂 遼馬 =東洋経済オンライン)
《東洋経済・最新業績予想》
(百万円) 売 上 営業利益 経常利益 当期利益
連本2010.03 60,009 2,282 2,523 1,634
連本2011.03予 60,500 2,400 2,600 1,100
連本2012.03予 61,000 2,500 2,700 1,200
連中2009.09 29,899 1,142 1,247 629
連中2010.09予 30,000 1,150 1,250 500
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1株益¥ 1株配¥
連本2010.03 53.0 16
連本2011.03予 35.7 16
連本2012.03予 38.9 16
連中2009.09 20.4 6
連中2010.09予 16.2 8
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