ミスド「高級チョコブランド商品」人気の理由 「ヴィタメール」の日本限定ケーキをイメージ
ミスタードーナツが2017年から行っている、他の企業との共同開発企画「misdo meets」。2021年はピエール マルコリーニやBAKEとのタッグが話題を集めた。そのほか祇園辻利、陳建一など、これまでに13社、120商品以上を数えるまでになっている。
そしてバレンタインデーを目前にして同チェーンが仕掛けるのは、ヴィタメール社とのコラボレーションだ。
ピエール マルコリーニと同様ベルギー王室御用達のパティスリーブランドであり、日本店は海外の拠点として初めて認められた店であるという。また、日本人の味覚に合わせた日本オリジナル商品を開発・販売しているのも、日本における同ブランドの特徴だ。
知名度の高いブランドだけあって、ミスドのコラボレーション商品もすでに話題が広がり、ネットでは「どこに行けば買えるの?」という記事も多く見られる。
今回は、このように毎回話題となるmisdo meetsの意図や売り上げ等への影響について、ミスタードーナツを運営するダスキンを取材した。
ワクワク感、選べる楽しさ、おいしさ
同社によると、misdo meetsを企画した理由は次の通り。
「ミスタードーナツの使命とも言えるのが、ワクワク感や選べる楽しさ、おいしさといった価値をお客様に提供することです。misdo meetsは『いいことあるぞ ミスタードーナツ』のブランドスローガンのもと、最高水準の素材と技術をもったブランドといっしょに商品開発を行い、さまざまな企業や商品との出会いをお客様に提供していきたいと、2017年から開始した取り組みです」(広報部)
確かに、過去のコラボレーション例を見ても、普段はちょっと手が出にくい、高級ブランドの味を身近なミスドで楽しめるところに、人気の理由があったようだ。
今回のヴィタメールコレクションでは、商品は4種類。ヴィタメールの日本限定商品であるケーキをイメージしたのが、「ショコラ サンバ」「ショコラ ノワゼット」。プラリネチョコレートをイメージしたのが「ショコラ キャラメル」「ショコラ ミルティーユ」(各税抜き200円)だ。
それぞれ試食してまず印象的だったのが、その軽い食感だ。今回、ケーキづくりに用いる手法を応用し、新しい生地を開発したのだという。さらにドーナツを上下にカットし、間にクリームやホイップを挟んでいるのも、軽やかさを強調している。
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