――統合により、日本人従業員の方が多くなりました。
私たちはグローバル企業であり、グローバルビジネスのために人を採用、トレーニングしています。特にインドと日本のためには、「TCSジャパン・テクノロジー・アンド・カルチャー・アカデミー」を設立しました。両国のIT技術者が技術や文化、そして互いの理解を深めることを目指しています。
――インドと日本の間の文化の違いをどうみていますか。
文化の壁はどこにでもあり、国家間だけではなく同じ国の企業間にもあります。どの企業も独自の文化を持っているからです。この「違い」を認識する必要があります。さもなければ、課題や問題を本当には解決できませんから。
言い換えれば、文化的な違いを認識してこそ文化的な課題を克服できるのです。インドと日本に関しては、一緒に働くことが多いほど課題も克服しやすくなります。日本とインドの間におけるベストプラクティスを、私たちのアカデミーが示していけることを願っています。
従業員を4000人まで増やしていく
――日本市場での目標を教えて下さい。
顧客である日本企業のグローバル化と成長を助けるには、ローカルとグローバル双方のスキル・知識を組み合わせて提供できなくてはなりません。そのために、日本での従業員数を4000人まで拡大することが必要だと考えています。
現在は、ITがさらなる成長やグローバル展開を目指す企業の基本と位置づけられる面白い時代です。グローバル展開を目指す日本企業がデジタル戦略を再構築できるように、私たちはかなりの投資を行っています。
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