LINE社長「上場よりも事業成長を優先」

新たな上場時期については言及せず

 10月9日、韓国検索サイト大手ネイバー子会社のLINE(東京都渋谷区)の森川亮社長は事業戦略説明会後の質疑応答で、年内の株式上場を見送ったことについて、大事なことは上場よりも事業を安定的に伸ばしていくことだと強調した。浦安市で撮影(2014年 ロイター/Issei Kato)

[東京 9日 ロイター] - 韓国検索サイト大手ネイバー<035420.KS>子会社のLINE(東京都渋谷区)の森川亮社長は9日、年内の株式上場を見送ったことについて、事業の成長を優先させたことを明らかにした。新たな上場時期については言及を避けた。

LINEはこの日開催した事業戦略説明会で、無料対話アプリ「LINE」の登録ユーザーが世界で5億6000万人を超えたと発表。同時に決済サービスへの参入や、ソニー・ミュージックエンタテインメント(東京都千代田区)とエイベックス・デジタル(東京都港区)と音楽配信の新会社を設立することなどを明らかにした。

森川社長は株式上場について「大事なことは上場することではなくて、事業を安定的に伸ばしていくことだ」と説明。その上で「いまは新しいチャレンジをして、これを確実に安定的な収益につなげることの方が新規株式公開(IPO)よりも重要だ」と強調した。

新たな上場時期については「投資家が安定して投資したいと思えるような会社にした段階で(あらためて)公開を検討したい」と述べるにとどめた。

LINEをめぐっては、一時期ソフトバンク<9984.T>による出資報道が相次いだ。森川社長は「まずは事業に集中しようと思っている。よって外部からの資本受け入れは考えていないし、今後も考えていかない」と語った。

LINEは2011年6月にサービスを開始。無料で簡単に始められる手軽さや絵文字で感情を表現する「スタンプ」機能が人気を呼び、2013年1月に1億人を突破して以降は4─6カ月に1億人のペースでユーザーが増え続けている。とくに東南アジアや南米で伸びているという。

月間アクティブユーザー(MAU)は1億7000万人。1日のメッセージの送受信は130億件にのぼり、サービス開始からわずか3年超で世界有数のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に成長した。

*内容を追加して再送します。

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