AKB48メンバーが憲法を“ガチ”で学んだ! アイドルが真剣に取り組んだ「憲法本」
――内山さんは元々、暗唱が得意だったのですか?
内山: はい。憲法に限らず、幼いころから名文、俳句など語感のきれいなものを暗唱していました。母の勧めで方丈記(鴨長明)、奥の細道(松尾芭蕉)、雨ニモマケズ(宮沢賢治)や小林一茶の俳句などを覚えました。
――その「暗唱」を特技として披露しようと思ったことは?
内山: 実は一度もなかったんです。アイドルの特技としては地味じゃないですか(笑)。(昨年6月の)武道館のAKBグループ研究生公演で一人ひとつ特技を披露するように言われ、いくつか候補を挙げた中で、チームキャプテンの峯岸みなみさんが「憲法暗唱」を勧めてくれたんです。反響がすごくて秋元康先生にも褒めていただけました。
憲法は国家権力を縛るもの
――講義でいちばん印象に残ったことは?
内山: 「憲法は国家権力を縛るものだ」という根本を教えていただきました。今まで暗唱したり勉強したりはしていましたが、このことは知りませんでした。国家権力が間違った方向に進んだ場合に「国民を守ってくれる存在」だということは意外でしたが、憲法に対して親しみを感じ、勉強しやすくなりました。
――勉強してみて、発見はありましたか?
内山: いろんな解釈ができるような文章が多いですよね。たとえば9条第2項について、たくさんの解釈があり、議論されていることも初めてしりました。そういったところもおもしろいと思いました。
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