裁判員裁判、五菱会の外国口座から被害者への財産支給の実態《東京地検定例会見》

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裁判員裁判、五菱会の外国口座から被害者への財産支給の実態《東京地検定例会見》

 東京地方検察庁は8月5日、定例記者会見を開催した。会見に応じたのは大鶴基成次席検事。今回の定例会見配られた資料やリリースの要旨は以下のとおり。裁判員裁判や五菱会の外国口座から被害者への財産支給が今回の主なテーマとなった。
 
 表1 7月15日~8月4日に起訴した裁判員裁判対象事件
 
 起訴日   罪名     

 7月16日 偽造通貨行使 
 
 被告人両名らは共謀の上、2010年2月6日、静岡市内の洋服店において、同店店員に対し、商品購入代金の支払いとして偽造の金額1万円札を真正なもののように装って行使したもの

 7月21日 住居侵入、強盗致傷

 被告人は他数名と共謀の上、2009年7月21日、東京都江戸川区内のマンションにおいて、被害者夫婦に対し、刃物で切り付け、粘着テープで縛り上げるなどの暴行を加えて、現金約8万2500円を強奪するとともに、両名に傷害を負わせたもの

 7月21日 覚せい剤取締法違反

 被告人は他数名と共謀の上、営利の目的で、2010年3月24日、中華人民共和国内の郵便局から東京都足立区内宛に覚せい剤約86.93グラムの入った段ボール箱1個を発送し、同月28日、成田国際空港駐機場に到着させて密輸したもの

 7月23日 強盗致傷   

 被告人は2010年7月5日、東京都台東区内の歩道上において、被害者の自転車の前かごから現金約30万円等の入ったポーチを1個窃取したが、被害者から腕をつかまれるなどしたことから、逮捕を免れるために、被害者に暴行を加えて傷害を負わせたもの

 7月30日 強盗致傷

 被告人は2010年7月9日、東京都大田区内の路上に停車させたタクシーの運転手に対し、包丁を顔面に突きつけて脅迫するなどして現金を強奪しようとしたが、同人が逃走したため、その目的を遂げず、その際に同人に傷害を負わせたもの
 
 8月 3日 殺人

 被告人は2010年2月20日、東京都江戸川区内の被告人方において、実母に対し、その頸部をネクタイで締めつけ、よって窒息により死亡させたもの

 表2 2010年7月15日~8月4日に判決言い渡しのあった裁判員裁判対象事件と判決内容

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