老後のお金が心配な人がやりがちな5つの勘違い コロナ禍以降、投資を始める人が急増した現実

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投資で損をするリスクを軽減するには、できるだけ複数の銘柄に「分散投資」する必要があります。これを「ポートフォリオ戦略」と言います。

1つの銘柄しか持っていないと、その企業の株価が暴落したとき、大きな損失が生まれてしまいます。しかし複数の銘柄を持っていれば、ある企業の株で損失が出ても、別の企業の株で利益が出れば、損失分をカバーできます。分散させた国や銘柄が多ければ多いほど、損失のリスクは下がります。

「投資商品が詰め込まれた福袋」

1つ買うだけで分散投資ができる商品が「投資信託」です。投資信託は「複数の銘柄の投資商品が詰め込まれた福袋」のようなものです。投資信託にはいろいろな種類があり、例えば、「世界中の株が詰まった福袋」には約8800もの銘柄が詰まったものまであります。これを1つ購入するだけで、8800もの株式に分散して投資ができるのです。

リスクを恐れてばかりいては、いつまでたってもお金は増えません。長期的には株価は上がり続けているという事実もあります。はじめから分散投資でリスク軽減できる投資信託という商品もあります。さっそく少額からでも投資を始めてみてください。

お金が増えない人の特徴④「自分に合った投資法がわからない」

投資をしてみたいが、どうすればいいのかわからないという相談はよく受けます。おすすめの投資法は、時流や世代、経済状況によって多少変わってきます。今ならば、とくに米国株などへの積み立て投資は、忙しいサラリーマンや投資未経験の方にもおすすめです。

お金が増えない人の特徴⑤「お金を浪費してしまう」

『お金が増える強化書』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

最後は、お金を浪費してしまう人です。地味ですが、とても大切なことです。当たり前ですが、本業や副業での利益や投資での利益が増えても、支出が多ければ、けっしてお金は増えません。

本書では、「自己投資」についての考え方や「投資家マインド」の育て方、そして、私の22年間の投資法を紹介しています。どんな商品をどのタイミングで購入すればいいのか、20代から60代まで、各世代別のポートフォリオ戦略など、現時点のベストの選択肢を提示しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

上岡 正明 経営者・個人投資家

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かみおか・まさあき / Masaaki Kamioka

1975年生まれ。3歳で母親を失い、小学校から家出を繰り返す。それも警察に保護されるまで誰も探しに来ない寂しい幼少期だった。放送作家を経て、27歳で株式会社フロンティアコンサルティングを設立。200社以上の企業ブランド構築を行う。一方で、元手200万円でスタートした株式投資では、リーマンショックと東日本大震災という2度の破算危機を持ちこたえながら独自の手法を確立し、投資歴25年で資産6億円に到達。MBAを保有し脳科学の研究も行っている。『死ぬほど読めて忘れない高速読書』(アスコム)、『最強の高配当投資』(SBクリエイティブ)など著書多数。「チャオ!」の挨拶から始まるYouTubeチャンネルは登録者数26万人に上る。

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