大山加奈さん、双子の娘と向き合う時間に想う事 もう無理をせず、頑張りすぎず、自分を大切に…
最近、都営バスの全線で、双子用のベビーカーを畳まずに乗っていいことになりました。やはり、積んだり下したりに時間がとられて怒る乗客の方もいらしたり、運転手さんが乗車拒否したりという場面もあったりします。
決して私たちを特別扱いしてほしいということではなくて、ちょっとした優しさとか思いやりをもって見守ってくれたらとてもうれしく思います。双子をもつお母さんたちは、絶対に申し訳ない気持ちでいると思います。申し訳ないと思わずに出かけられて、電車なども利用できる、そんな世の中になってくれたらいいですね。
ちなみに双子用のベビーカーですと、コンビニにも入れません。入れるけれどコーナーは回れなかったり、回れたとしても、ほかの方の迷惑になったりするので、なかなか気軽には行けないんです。だから今の私にとっては、コンビニに行けること自体がものすごいぜいたくで。コンビニにひとりで行けるとうれしくて、つい爆買いしちゃうんですよね(笑)」
彼女の今の座右の銘は
アスリートとしても、ひとりの女性としても、さまざまな困難を乗り越えて、自分らしく穏やかな生活を手にしてきた大山さん。最後に、彼女の今の座右の銘について聞いてみると…。
「これまではずっと“練習で泣いて試合で笑う”という言葉を座右の銘にしてきたんです。苦しい思いや辛い思いをしないと絶対に勝てないと思っていたし、試合で笑いたかったら、それぐらい厳しい練習をしてこなきゃいけないよねというふうに思って頑張ってきました。
でも、それだと自分の今の考え方にはマッチしないんですよ。今は“それって、本当に必要?”って思うんです。人生もスポーツも、楽しむことが何より大事じゃないですか。本気で遊ぶように楽しむことが、よい結果も導いてくれる。だからこの言葉はもう使わないと決めてから、新しい座右の銘はつくっていないんです。まっさらな気持ちで進んでいきます」
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ひとつ質問をすると、立て板に水のようによどみなく言葉が流れてくる。でも、どの答えにも異なる他者からの視点をふまえた優しさや配慮がこめられた表現がなされている。喜びも悲しみも人一倍。彩り豊かな人生を送ってきた大山さんの言葉には、そんな人柄が感じられました。スピンオフでも、連載恒例の共通質問に彼女らしい視点から回答をしてくれているので、ぜひチェックしてみてください。
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インスタグラム : @kanaoyama0619
(撮影/眞板由起氏 スタイリスト/中村さよこ氏 ヘア&メーク/石黒恵理氏 構成/谷畑まゆみ)
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