昭和、平成、令和のヒットナンバー
俳優の大泉洋が司会を務める歌番組『ザ・マスクド・シンガー』全9話が10月15日(金)にそろいました。アマゾンがAmazon Originalとして作ったこの番組。今の日本の地上波テレビでは実現できないような超ド派手な演出でした。実は韓国から生まれた世界ヒット歌番組でもあるのです。ようやく日本に上陸したわけですが、日本版はどのように評価されたのでしょうか。
『ザ・マスクド・シンガー』のキャッチフレーズは「WHO IS BEHIND THE MASK? 歌っているのは誰だ!?」というもの。マスクで顔を隠した歌うま有名人を当てる番組です。ある意味、宴会芸のようなコンセプトですが、洗練されたエンターテインメント番組であることは一目瞭然。“シャイニー・ステージ”と呼ばれるきらびやかさが売りのセットがまずは目に飛び込んできます。今、世界で売れている番組の多くはこのシャイニー・ステージが使われ、華やかなエンターテインメントの世界を最大限に演出しています。
そんなセットでパフォーマンスする“マスクドシンガー”たちは顔だけでなく、全身コスチュームに身を包んでいます。これがもし低予算番組であれば、子どもが喜ぶ着ぐるみショーのように見えてしまうのかもしれませんが、この番組では専属コスチュームデザイナーがデザインした「ネオンパンダ」や「アマビエ」「エスカルゴ」といった色とりどりのオリジナルキャラクターへと進化。キャッチーさを意識しています。ここでもお金をかけていることがわかります。
選曲は昭和、平成、令和のヒットナンバーばかり。浜崎あゆみの「evolution」に、モーニング娘。の「恋愛レボリューション21」、今井美樹の「PRIDE」、中森明菜の「DESIRE-情熱-」など中年世代がカラオケでよく歌うような懐かしいナンバーも並びます。それをスポーツ選手にアイドル、大物歌手、女優、モデル、芸人ら正体を隠した12人の“マスクドシンガー”たちが紅白歌合戦ばりのステージ演出で歌い上げ、勝ち抜きバトルを繰り広げていくのです。
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