人気でも激減、最新「駅弁」販売駅数ランキング 時刻表で判明、販売する駅は毎年減少が続く

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2016年(170駅)から2021年(147駅)の5年間で販売駅は23駅も減少した。1年当たり平均4.6駅も減少していることになる。2006年(214駅)~2016年の平均が4.4のマイナスなので、減少ペースはほぼ横ばいである。

コロナ前の2019年9月の時刻表を調べると販売駅は155。コロナ前と現在を比較すると2年で8駅の減少なので、年平均4.0のマイナスだ。コロナうんぬんではなく、駅弁を購入する習慣がなくなっていることのほうが販売駅減少の大きな要因になっていると言えるだろう。

会社別ではJR東日本が首位に

会社別の販売駅数(東京駅など2社が乗り入れる駅の場合、どちらも1駅としてカウント)を比較してみると、販売駅が最も多いのはJR東日本で56(5年前より11減少)、続いてJR西日本34(同5減少)、JR九州26(同3減少)、JR東海21(同3減少)、JR北海道19(同3減少)、JR四国4(同1増加)。販売駅でトップのJR東日本は2006~2016年の10年で12駅だったのが、2016年~現在までの5年で11駅と減少のペースがアップした。だが他社の減少率は緩やかなもの。JR四国は1駅ではあるが増加となっていた。

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