フェアレディZ/GR86、新型スポーツカー徹底比較 発売間近、最旬FRスポーツ買うならどっち?
対するGR86は、水平に構成されたインパネとスイッチなどの操作系を最適配置し、運転に集中できる空間を実現する。また、7インチTFTディスプレイを採用したメーターは、パワーボタンを押した際に、水平対向エンジンのピストンの動きをモチーフにしたオープニングアニメーションも採用。走行前の高揚感を演出している。
GR86については、それ以外の情報はまだ公表されていないが、先代ではホールド感と高級感を両立した本革と高級合皮のアルカンターラを使用したコンビシートなどの設定もあった。新型でも同様か、それ以上の装備が期待できる。
対する、新型フェアレディZでは、シートバックにスエードを多用することで、身体の横ブレなどを抑えるなどの機能性を持たせながら、高級感も演出する。どちらもスポーツカーを愛するユーザーが、所有することを満足できる内装になることは間違いないだろう。
車両価格予想はGR86が300万円台なので買いやすい
価格についても、両車ともに正式発表はまだされていない。フェレディZについては、2022年春に先行発売される米国仕様車についても未公表だが、現地ではおそらく4万ドル(約440万円)~だといわれている。国内仕様については、現行6代目の価格(税込)が397万9800円~530万8600円(日産のスポーツブランド「ニスモ(NISMO)」専用チューニング仕様は640万9700円~651万9700円)だから、多少値上がりすることが予想される。
対するGR86もトヨタから公式発表はまだない。だが、SNSなどを見ると、すでに販売ディーラーへ注文を入れたユーザーもいるようだ。2021年8月末にディーラーには価格が発表されていて、9月初旬から主に先代86に乗るユーザーを中心に案内がなされ、受注も開始しているようだ。
また、ラインナップには、エントリーモデルの「RC」、中級グレードの「SZ」、最上級グレードの「RZ」があり、6速MTと6速ATを設定(RCは6速MTのみ)。価格(税込)は、最も高いRZの6速ATで350万円台、最も安いRCの6速MTは300万円を切るようだ。9月上旬の注文で、納車は2022年1月頃の予定だという。
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