株式市場で「カモになる人」「ならない人」の差

市場には牛が10%、熊が10%、カモが80%いる

藤野氏が語る、株式市場に生息する3匹の動物の話とは(写真:kentoh/iStock)
株式市場において、一生価値が下がらない商品は存在するのだろうか。「絶対に投資で失敗したくない」と思っている人ほど陥りやすい、ひふみ投信の藤野氏が指摘する「株式市場のカモ」の特徴とは

ひふみ投信シリーズのファンドマネージャーである藤野英人氏と、お金や投資、経済について学んでいくYouTubeチャンネル「お金のまなびば!」。

今回取り上げる動画は、「【1000人アンケート①】投資で失敗した原因は?失敗しないコツ」。

投資には失敗がつきもので、ファンドマネージャーとして活躍する藤野氏のもとには、投資家からさまざまな嘆きの声が届く。

当記事は「ニューズウィーク日本版」(CCCメディアハウス)からの転載記事です。元記事はこちら

そこで、誰もが知りたいのが「投資で失敗しないコツはあるのか」ということ。1000人にアンケートを取ったというこの動画でも、「株で損をした」「金融商品が元本割れ」といった回答が並び、「失敗しないコツ」への関心の高さがうかがえる。

本題に入る前に、藤野氏は、株式市場に生息する3匹の動物の話をする。

藤野氏によると、そのうち2匹は牛と熊。株式相場が強気に傾いているか、弱気に傾いているかを表す際に「ブル・ベア」という言葉が使われるが、日本語に訳すとブルは牛(雄牛)、ベアは熊だ。

ニューヨーク証券取引所付近にある巨大な雄牛の銅像は、1987年の株価大暴落(ブラックマンデー)を乗り越えたアメリカ国民の強さを象徴するものとして造られた。なぜなら、牛は敵を攻撃するときに頭を下から上に突き上げるので、「強気」や「勝利」、「株の上昇」を意味するからだ。

一方、熊は手を上から下に振り下ろして戦うことから、「弱気」「株の下落」の象徴として用いられる。

熊は弱気の象徴(画像:YouTubeチャンネル「お金のまなびば!」より)

それでは、気になる最後の一匹は?

答えは、カモ。弱そうに見える人につけ込んでお金を巻き上げることを日本語で「カモにする」と言うが、これはカモが捕まえやすい動物であることが由来する。藤野氏によれば、欧米でもカモ(duck)には同じような意味がある。

「株式市場には牛が10%、熊が10%、カモが80%いると言われている。3匹の動物の中でカモにならないことが大事で、そのために必要なのは自分の頭で考えることだ」

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