話題の「16時間断食」の一体なにがスゴイのか がんを克服した医師が辿りついた究極の食事法
夕飯を食べてから翌日の朝食まで16時間開けるという「16時間断食」が注目を集めている。
著者の青木厚氏は、糖尿病をはじめとする生活習慣病の専門医である。「1日3食」という常識を根底から覆す食事法を編み出したきっかけは、著者自身が舌がんを患ったことだという──。
「16時間断食」ブームのきっかけとなった『「空腹」こそ最強のクスリ』より一部抜粋・再構成してお届けする。
「食事をしただけなのに疲れる」という人は要注意
私は内分泌代謝や糖尿病を専門とする医師です。大学病院などでの勤務を経て、クリニックを開設し、風邪をひかれた方から生活習慣病の方まで、数多くの患者さんを診てきました。
皆さんのなかに、こんな症状に悩まされている方はいませんか?
「食べると、すぐ眠くなってしまう」
「最近、胃腸が弱っている気がする」
「疲れやすくなった」
「何もする気が起きなくなったり、イライラしたり、気分の変化が激しい」
「最近、胃腸が弱っている気がする」
「疲れやすくなった」
「何もする気が起きなくなったり、イライラしたり、気分の変化が激しい」
いろいろな原因が考えられますが、もしかしたら、あなたのその症状は、「食べすぎ」からきているかもしれません。しかも、1日3食、規則正しく食事をとるだけで、「食べすぎ」になってしまう可能性もあるのです。
「食生活に関する世論調査」(NHK、2016年)によると、1日平均3食とる人の割合は、16~29歳では70%程度、60代は85%以上、70歳以上になると90%を超えています。
「1日3食」という習慣は、私たちの生活に、これほどまでに深く浸透しています。しかしながら、「1日3食が理想的である」という考え方には、実は、確固たる裏付けはありません。
それどころか、1日3回の食事は、体や健康にさまざまなダメージを与えているのです。
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