路線バスで巡る「レトロな横浜」のんびり日帰り旅 バラ園に氷川丸見学、意外と知らない街の一面

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街の店先や集落の軒先をゆっくりと走る路線バスには、その土地のなにげない日常に出合える魅力があります。
しかし、複雑な運行系統、運賃や乗降方法のわかりにくさなどから、自分らしい旅を楽しむシニアでもバスを敬遠する人は多いようです。
新著『シニア バス旅のすすめ』では、観光地をめぐる定番コースから、一日乗車券を活用した日帰り旅、個室完備の高級バスで行くワンランク上の上質旅まで、シニアも満足のさまざまなバス旅を紹介しています。

本稿では同書から一部を抜粋しお届けします。なお、本稿の情報は同書執筆時点のものであり、現在は異なる場合があります。

あかいくつ(横浜市交通局)で横浜を散策

横浜市民の暮らしを支える市営バスは、観光客にとっても欠かせない存在だ。昔の路面電車をイメージしてつくられたレトロなバスが、桜木町駅を起点に市の中心部の見どころを循環している。春バラが香る季節、フリー切符を片手に港ヨコハマを散策した。

JR桜木町駅南改札を抜け、左手にあるバスターミナルへ。「あかいくつ」は4番乗り場に発着する。ダイヤは、平日が10時08分から17時08分まで60分間隔、土日祝日が10時10分から18時20分まで、大半は20分間隔となっている。

桜木町駅前11時08分発の便に乗車。運転士から直接「みなとぶらりチケット」(大人500円)を購入する。横浜市中心部の市営地下鉄と市営バスが一日乗り放題というお得な切符である。車内を見回すと、レンガ調の内装とワインレッドのシートが、外観にもましてレトロな雰囲気を醸し出している。

バスは馬車道駅前を過ぎて左折。万国橋を渡ってハンマーヘッドへ。車内モニターの映像と案内放送で、バス停周辺の見どころを紹介している。赤レンガ倉庫から新港橋を渡り、横浜税関(クイーン)、神奈川県庁(キング)、横浜市開港記念会館(ジャック)の横浜三塔を見上げたあと、「ローズホテル横浜」の前にある中華街バス停で降りた。

横浜中華街を走るあかいくつ
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